現状で判明している、ライザのアトリエにMODを導入する方法を解説する記事になります。
インストーラーツールがないためにやや煩雑であるものの、
記事のフローに従えば誰でも問題なく、簡単にMODを使用することが出来るでしょう。
ただし、現状でライザのアトリエに対するMODインストーラーツールは存在しません。
よって全てのファイルは、直接ゲームフォルダにドロップする方式になっています。
アンパック(解凍)ツール導入
まずGithub.comでリリースされている、Atelier PAK Decryptという解凍ツールを入手しましょう。

ライザのアトリエゲームフォルダ内で使われている、.PAKという圧縮ファイルを解凍するためのツールになっています。
こちらはインストール不要の、独立で動作するアプリケーションになっています。
よって単純に解凍し、アクセスしやすい箇所に保管しておきましょう。
なお、.exeファイルであるため管理者権限での実行は必須になります。
Atelier PAK Decryptの使用方法
まず導入するMODが、どの.PAKファイルに属するかを知る必要があります。
それではライザのアトリエの、ゲームフォルダを開きましょう。
上記フォルダにアクセスして、一覧されている.PAKファイルを眺めてみましょう。

例えば、現状で配布されている大半である、衣装(外見変更)MODであれば、PACK00_02.PAKに類します。
このあたりは各制作者のディスクリプションを必読ですね。
ここでは例として、PACK00_02.PAKに関するMODを取り扱っているとしましょう。
.PAKファイルを移動
MODが類する.PAKファイルが判明したら、そのファイルを先ほど解凍したAtelier PAK Decryptのフォルダ内に移動してしまいましょう。

このファイルはライザのアトリエゲームフォルダ内に残すと優先的に読み込まれてしまうため、MODの変更箇所を上書きしてしまいます。
よって最も簡単な手順としては、このAtelier PAK Decryptフォルダをそのままバックアップ保管庫としてしまいましょう。
仮にゲームをデフォルトに戻したくなった場合、上記画像の場合だとPACK00_02.PAKをゲームフォルダに戻すだけです。簡単ですね。
.PAKファイルを解凍(アンパック)
次に先ほど移動してきたPACK00_02.PAKを、a18_decrypt.exeの上にドラッグ&ドロップしましょう。

これで自動的に、同フォルダ内にPACK00_02.PAKファイルの中身が解凍されます。

ここまででAtelier PAK Decryptによるアンパック作業は完了しました。
もう一度付け加えると、この後、オリジナルのPACK00_02.PAKはゲームフォルダに戻す必要はありません。
Atelier PAK Decryptのフォルダと共に、バックアップとして大事に保管しておきましょう。
Dataフォルダの移動
解凍されたDataフォルダを、Atelier_Ryza.exeのある階層に移動しましょう。
これでMOD導入までの、下準備が完了しました。
MODのインストール
ここまでの作業を終えていれば、あとはDataフォルダへMODを上書きするだけです。
- Modderがフォルダ階層を合わせて作成してくれている場合は、Dataフォルダへそのまま投入
- 単一のファイルのみであれば、ファイル名からフォルダを探して投入
MODのアンインストール
インストーラーツールが無いため、上書きされたファイルは消えてしまっています。
よって単純に導入したMODファイルを削除しても、そのままではゲーム自体に不具合が発生するでしょう。
これを避けるには上書き前に元ファイルのバックアップを作成するか、或いは先ほどの手順であった、
上記をもう一度行えば、デフォルトのファイルが再度生成されます。
元に戻したい箇所を生成したフォルダ内から探し出し、ゲームフォルダに戻して上書きすることでMODのアンインストールを行えます。
仮に全てのMODをアンインストールしたい場合は、MODによって追加されたフォルダ&ファイルを全て削除し、移動してあった.PAKファイルを元の位置に戻すことで完了します。
衣装用ファイル番号対応表
LLの有志が衣服用にリストを作成してくれていました。感謝。
各ファイル名が、ゲーム内でどの衣装に対応しているかを確認可能になっています。
ライザ:
- pc00a = デフォルト
- pc00a_wet =デフォルトの雨などに濡れた時
- pc00b = 青ぷにTシャツ
- pc00c = 白Tシャツ
- pc00d = クラウディア衣装
- pc00e = 色替え1
- pc00f = 色替え2
- pc00g =色替え3
- pc00h = サマーアドベンチャー
クラウディア:
- pc01a = デフォルト
- pc01e = 色替え1
- pc01f = 色替え2
- pc01g = 色替え3
- pc01h = サマーアドベンチャー
レント:
- pc02a = デフォルト
- pc02e = 色替え1
- pc02f = 色替え2
- pc02g = 色替え3
- pc02h = サマーアドベンチャー
タオ:
- pc03a = デフォルト
- pc03e = 色替え1
- pc03f = 色替え2
- pc03g = 色替え3
- pc03h = サマーアドベンチャー
アンペル:
- pc04a = デフォルト
リラ:
- pc05a = デフォルト
現時点で判明しているのは上記になります。
これにより、対応ファイルのリネームをすれば、好きなデフォルト衣装へMODを反映させることが可能になっています。
注意点
大半のリプレイス(リテクスチャ)MODが上記方法で導入出来る反面、一部のツールなどはその限りでないでしょう。
例として画質向上&視覚効果変化ツールである、Reshadeは上記導入方は通じません。
詳しくは以下のページで解説しています。
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