LE + SE版スカイリムで、顔をテカらせずに唇だけをツヤツヤのグロスリップに改変させるためのページです。
メッシュの切り分けやテクスチャ改変に自信の無い方でもメチャメチャ簡単に行えるテクニックなので、ぜひとも愛用のキャラクターをツヤツヤ唇に変身させてみてください。

今回の改変モデルは上記です。
上記記事ではENB設定によって全身にヌルテカ感を与えました。
その後、下記の記事で扱ったNifSkopeによって、顔全体のテカテカを除去。
しかし良い感じで唇に乗っていたグロスも同時に落ちてしまい、その部分だけを戻せないか?
というのが今回の記事の時系列になります。
仮にテカテカボディ愛好家であるならば、前段の記事内容を元に、最初にボディセッティングを済ませておくことを推奨します。
それでは以下、唇グロスのTipsになります。
1.テクスチャ改変の環境を整える
ツヤツヤリップ獲得には、大きく分けて二種類の方法が考えられます。
- femalehead.nifの唇部分だけを新規材質に取り出し、顔とは別のグロス値を設定する
- femaleheadに関するテクスチャを改変する
この内、1.の方法はあまり推奨出来ません。
というのもBlender使用が前提なところもあり、各種ツール初心者には荷が重いからです。
逆に2.の方法は、画像編集ソフトさえあれば、完全に誰でも再現性のある手法なので、今回はコチラで解説していきましょう。
GIMPのインストール

ここでは使いやすいフリーソフト代表、GIMP2.8で説明していきます。
上記で最新版のGIMPがダウンロード出来ます。
インストール手順で詰まった場合、コチラの記事を参考にしてみてください。
ddsプラグインのインストール
次はddsファイルをGIMPで使用可能にするためのプラグインです。

64ビット版のWindowsを使用している場合、上記箇所からダウンロードしてください。

解凍したフォルダ内の、
dds.exeをGIMPのプラグインフォルダにドロップします。
プラグインフォルダは、上記階層になります。

dds.exeをフォルダに投下したら、GIMPで.ddsファイルを読み込む準備が完了しました。
2.顔のスペキュラマップを改変しよう
続けて、顔に使用されているスペキュラマップを改変していきます。
しかしテクスチャ改変と言っても、絵心もセンスも不要なので安心してください。
ファイルのバックアップ
まずSkyrimのデータフォルダに収納された、目当てのファイルを見つけ出しましょう。

通常
MO2
スキンMODを使用している場合は、上記階層に身体と顔のテクスチャ一式が収納されているはずです。
この内、今回編集すべきスペキュラマップはfemalehead_s.ddsです。
(吸血鬼はfemaleheadvampire_s.dds)
同じフォルダ内にバックアップを取っておきましょう。
唇部分の明度を調整しよう

femalehead_s.ddsをGIMPで開くと、おおむねこのような画像が表示されると思われます。
上記法則に従い、うっすらと見える唇部分だけを明るくしていきましょう。

まず唇の部分を円形などで選択状態にします。

色タブから、トーンカーブを選択しましょう。

チャンネルが「明度」であることを確認し、グラフ内の斜線をドラッグで動かしましょう。
テクスチャやENBの状態によって最適解は異なるため、上記数値はあくまで参考程度に。

調整が終わったら、エクスポートからテクスチャを保存しましょう。

BC1/DXT1
No mipmaps
上記設定で問題無いはずです。
以上でスペキュラマップの改変は終了になります。簡単でしょう?
3.ゲーム内の確認

見事成功!顔はテカらず、リップだけがテカテカになりました。
効果を見せるためにやや大げさにヌルテカしすぎたのと、上唇にグロスが乗り過ぎたのが失敗ですね。
とはいえバックアップさえあれば作業は一瞬で済むので、トライ&エラーも気楽な部類です。
どのテクスチャでも応用可能
顔に対するスペキュラマップの大半は、テカり方こそ違えど構造は同じです。
よって今回の唇部分だけの明度を上昇させる方法は、たいていのテクスチャには応用が利くはずです。
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