適切な画面構築は、PCゲーミングの体験を大幅に向上させるのは周知のこと。
今回は対象をPCゲーマーに絞った、最高のPCモニターをオススメするページです。
実はモニター選びは、デスクトップ型パソコンを使用する上で最も優先度の高く、また根幹となる部分でもあります。
これからPC環境を整える方や、今使っているディスプレイに不満を感じている場合など。
この記事を参考に、自分に合った最適な画面環境を導き出してください。
一般的に4Kや8Kは最高の視覚的産物で、2KやHDは過去の遺産とされる風潮があります。
しかしPCゲーミングにそれらは当てはまりません。
なぜなら高いリフレッシュレートで2160pを保つには、最高ランクのグラフィックカードとCPU、更には大容量の電源を要するからです。
よって一様に、大画面であることが正義とは呼べません。
ここではHD画質から4Kまで、すべてのシチュエーションに適した最高のモニターを挙げていきます。
オールラウンドな最適解:ASUS PG279Q

画面サイズ | 解像度 | アスペクト比 |
27インチ | 2560×1440 | 16:9 |
最大リフレッシュレート | 応答時間 | LCD |
165Hz | 4ms | IPS |
モニター界隈では名高い、ASUSブランドのPG279Qは最高のオールラウンダーです。
鮮やかで美しい画面に、144Hzから更にブーストされた165Hzが魅力的な一品。
ASUSといえばお馴染みの、画面上にレティクルやFPSカウンター、タイマーを表示出来る機能も、もちろん完備。
FPSやTPS、MMOでのプレイングをサポートしてくれます。
一見して難点に見える応答時間ですが、4ms以下の世界はほぼ人間には知覚出来ない世界です。
G-Syncによるティアリング軽減もあるため、Geforceユーザーにとっては無視しても構わないレベルでしょう。
最大の問題は、同スペック帯と比較して若干高価格な部分。4Kモニターに比べれば安価であるものの、財布の中身と相談する必要はありそうです。
ウルトラワイドのゲーム体験:LG 34GK950F

画面サイズ | 解像度 | アスペクト比 |
34インチ | 3440×1440 | 21:9 |
最大リフレッシュレート | 応答時間 | LCD |
144Hz | 5ms | IPS |
ガツンと大きなワイド画面がウリの、LG 34GK950Fです。
主にFPSプレイヤーに大きな利点を持ち、スコアアップに貢献するでしょう。
ゲーム内の設定ではなく、物理的に33%拡大された視野角はそれだけで視認性を大幅に上げます。
非ワイドの相手からはコチラが見えないのに、一方的に探知出来るということですからね。
またFreeSync & G-Syncによる遅延軽減によって、ある程度のグラフィックカードでも高品質なリフレッシュレートに到達出来るのが強み。
2080Tiのようなハイエンドカードを要求されません。
難点は、21:9に対応していないゲームが存在していることです。
また格闘ゲームやシングルプレイのアクションでは、視野角の拡大は大きな利点とはならないでしょう。
ガチゲーマー仕様:ALIENWARE AW2518H

画面サイズ | 解像度 | アスペクト比 |
24.5インチ | 1920×1080 | 16:9 |
最大リフレッシュレート | 応答時間 | LCD |
240Hz | 1ms | TN |
素早いヘッドショットや、フレーム単位のコンボをミスなく繋ぎたいならばAW2518Hは心強い共になってくれるでしょう。
特に格闘ゲームにおいては容易に高いリフレッシュレートを得ることが出来るため、おおいに推奨されます。
知覚出来るかはさておき、240Hzでは単純計算で60Hzの4倍ものアドバンテージを獲得しています。
絶対に負けたくない勝負を日頃からしている、ガチなゲーマー向けの一品と言えます。
難点は、高すぎるリフレッシュレートがゲーム以外では全く役に立たないことでしょう。
ゲームだけに全てを捧げるアナタへ。
4K画質でハイリフレッシュレート:ASUS PG27UQ

画面サイズ | 解像度 | アスペクト比 |
27インチ | 3840×2160 | 16:9 |
最大リフレッシュレート | 応答時間 | LCD |
144Hz | 1ms | IPS |
4Kにこだわりつつも高いリフレッシュレートを得ようとする場合、限りなく選択肢は絞られていきます。
ASUS PG27UQではその僅かな選択肢のひとつであり、また最高のゲーム体験を約束する一品です。
高画質で遅延の少ない映像は、よりグラフィック重視のゲームで映えるでしょう。
特にウリとされているのがHDRによる画面効果で、ハイクオリティな光芒を眺めることが出来ます。
最大の難点は価格。
モニター本体もさることながら、グラボにもそれは求められます。
その性能を最大限引き出すには、GTX 2080Tiクラス以上を要求されてしまうのです。
最高のゲーム体験のためには、大金も惜しくない層向けに仕上がっています。
リーズナブルなベストチョイス:MSI Optix G27C4

画面サイズ | 解像度 | アスペクト比 |
27インチ | 1920×1080 | 16:9 |
最大リフレッシュレート | 応答時間 | LCD |
165Hz | 1ms | IPS |
MSIからリリースされているG27C4は、手頃な価格でPCゲーミングを楽しみたいファンゲーマー層に優しい一品です。
現実的に支払い可能な金額を備え、また下のランクの24インチ型では更にリーズナブルに購入が行えます。
初めてPCゲームに触れる方や、若者の強い味方となるでしょう。
難点はやはり、1440pやそれ以上と比べて画質で劣る点。
ただしグラフィックカードがある程度のクラスであるならば、DSRのようなオプションでジャギーを緩和することも視野に入ります。
まとめ
モニターはPCを構築する上で、最も最初に選ぶべきハイプライオリティです。
選んだディスプレイに合うようにグラフィックカードやCPUを組み立てていくため、ここを誤るとその後の運用に支障を来たすことになるでしょう。
一度買うと、数年は付き合うことになる画面です。
間違いのないように、最新の注意でチョイスしていきましょう。