最強術火力前衛、スルトさん。
その真骨頂はS3のラグナロクにあり、圧倒的な火力と速度であらゆる敵を溶かしてしまいます。
しかしその一方で大きなデメリットを抱えており、スキル発動から60秒後には『最大HPの20%を毎秒失う』という、他に類を見ないスリップダメージが付与されることに。
そこで今回は、誰もが一度は夢見る無限ラグナロクへの最適解を目指す内容です。
果たしてどれほどの回復量を用いれば、彼女を永遠に働かせ続けられるのでしょうか?

弊ロドスでは永久に働いてもらうぞ!永久にだ!

ちっ、私に指図するな……
適した回復役は誰か?

まずはスルトの失うHPをおさらい。
昇進2の状態でHPは2916、そこにラグナロク発動時の+5000を上乗せ。合計でHP7916に。
7916*20%=1583.2
スキル発動後60秒で、毎秒HP1583をロスする状態。
よって回復役のDPSがこれを上回る値となれば、ひとまずは(理論上で)退場を防ぐことが可能となるはず。
それでは以下で、単体医療オペレーターの単純DPSを比較していきましょう。
(信頼度100%以上、レベル及び昇進上限、素質強化無しの条件下)
ユニット | 攻撃力(信頼度、素質込) | 攻撃速度(+素質) | DPS |
---|---|---|---|
シャイニング | 610 | 2.85s +10 | 235.4 |
ワルファリン | 580 | 2.85s | 203.5 |
サイレンス | 557 | 2.85s +12 | 218.8 |
セイロン | 506(水場無し) | 2.85s | 177.5 |
フォリニック | 529 | 2.85s | 185.6 |
ガヴィル | 480 | 2.85s | 168.4 |
ススーロ | 535 | 2.85s | 187.7 |
ミルラ | 525 | 2.85s | 184.2 |
アンセル | 407 | 2.85s | 142.8 |
ハイビスカス | 421 | 2.85s | 147.7 |
スキル未使用の通常攻撃DPSは上記のように。
★6シャイニングは当然のようにトップへ鎮座しており、また★4ススーロが多くピックされることの多い理由が明確に示されています。

全員のDPSを合計した値が1851.6です。
スキル抜きだと、医療ユニットをかき集めたとしてもカツカツになる模様。

それでは次に、各員もっとも回復量の強化されるスキル使用時の比較を。
(ススーロは恒常的に運用可能なS1にて計測)
ユニット | スキル(レベル7) | スキルDPS |
---|---|---|
シャイニング | S1:攻撃力+67%、攻撃速度+20 | 464.6 |
ワルファリン | S1:HP50%以下の味方を回復する時、 通常回復の上、更に対象のHPを最大値の19%回復する 3回チャージ可能 | 599.1 (対象スルトS3) |
サイレンス | S2:医療ドローン1機が配置可能になる(上限1機) ドローンは配置後10秒間周囲の味方を回復し、 効果終了後消滅する | 468.8 (ドローン+本体) |
セイロン | S1:次に味方を回復する時、 特性による回復量低下が無効化され、 自身の攻撃力の170%で味方を回復 2回チャージ可能 | 301.8 |
フォリニック | S1:攻撃範囲+1、攻撃力+50% | 278.4 |
ガヴィル | S1:次に味方を回復する時、 対象に4秒の継続回復効果を付与し、 1秒ごとにガヴィルの攻撃力の26% (対象のHPが50%以下の時52%)のHPを回復 2回チャージ可能 | 212.2 (or 256.0) |
ススーロ | S1:攻撃力+50% | 281.5 |
ミルラ | S2:攻撃力+35%、 効果時間中味方2人を回復可能 | 248.6 |
アンセル | S1:攻撃範囲+2、攻撃力+40% | 220.8 |
ハイビスカス | S1:攻撃力+50% | 216.2 |

割合回復の恩恵で、ワルファリンがトップに躍り出たな。
次点でサイレンスもドローンの併用にて大きく数値を上げている。
上記の中でもっとも常用に近い働きをするのはサイレンスのS2、次点でワルファリンとガヴィルのS1になります。
その他は持続とSP回復の関係で、どうしても切れ目の時間が生まれるのがネック。
よって単体で見た時には、
- スキルの強みが出るワルファリン
- 素の状態から攻撃力の高いシャイニング
- ドローンの使い勝手が良すぎるサイレンス
このあたりが目立って必要そうに思われますね。
医療以外の回復ユニット

さて現実的に考えると、多くのマップでは、
『単体医療を6~7体、単一の目標をカバーする形で配置する』などということが構造上不可能なのは、アークナイツプレイヤーなら周知です。
よって地上マスを使用した回復行為が必須になることは間違いありません。
そこで下記では、+αとなる回復重装ユニットによるスキルDPSを算出しました。
ユニット | スキル(レベル7) | 回復量 | スキルDPS |
---|---|---|---|
サリア | S1:次の通常攻撃時、 周囲一定範囲内にいるHPが50%以下の味方1人に、 攻撃力の150%回復 2回チャージ可能 | 1003.1 | 835.9 |
ブレミシャイン | S1:次の通常攻撃時、 敵に攻撃力の220%の物理ダメージを与え、 周囲一定範囲内にいる味方1人のHPを攻撃力の120%回復 2回チャージ可能 | 697.2 | 581.0 |
ニアール | S1:次の通常攻撃時、 周囲一定範囲内にいるHPが50%以下の味方1人に、 攻撃力の150%回復 2回チャージ可能 | 828.3 | 690.2 |
グム | S1:次の通常攻撃時、 近くの味方1人に自身の攻撃力の130%のHPを回復 2回チャージ可能 | 565.5 | 471.2 |
スポット | S1:攻撃力+45%、 攻撃しなくなり回復行動のみ行う | 507.5 | 203.0 |
上記のように。
ただしブレミシャインはスキル発動に接敵が必須となるため、配置に気を使う必要があります。

どのオペレーターも安定発動のS2を選んでもいいのですが、いずれもSP回転率、DPSで若干劣ります。
また攻撃速度が2.5sまで低下する見えないデメリットも。

とはいえ持続も入れると総回復量はS2の方が上となる可能性は高いだろう。
また最大3発までという縛りもあるため、一長一短だな。
実際にスルト永続化を運用するとHPの上下がかなり激しいため、『HP50%以下で発動』という条件は有利に働くことが多いように見えます。
(医療ユニットの回復切れ目を補完する役割になるため)
よって回復重装盾においては、サリアと二アールのS1が目立って輝いて見えますね。
※恒常回復となるサリアS2のスキルDPSはレベル7、SPブースト無しの状態でわずか91.9
ただし効果範囲の広さで、場合によっては使用もアリ。
素質によるシナジー

さて上記までは単体のDPSを比較しましたが、アークナイツでは特性/素質によって味方ユニットへバフを与えるオペレーターが何人か存在します。
それらを併用することで、永続化への道のりがぐっと近づくことは間違い無し。
以下では回復に関与するユニットをピックアップしたので、編成の参考にしてください。
二アール

素質:ペガサスの加護
配置中、味方全員の回復効果が10%上昇
配置するだけでマップ全域に撒けるバフ。
通常攻略では地味で目立たない素質ながらも、今回の無限ラグナロクにおいては間違い無くキーとなるシロモノでしょう。
ポイントは通常回復もスキル回復も、どちらも同じく上昇効果を受けられる点。
素質効果を受けると、シャイニング通常DPSの場合、
235.4 ➡ 258.9
サイレンス

素質:強化注射
配置中、味方【医療】の攻撃速度+12
ここまでの計算はあくまで毎秒平均攻撃力(=DPS)であり、
医療ユニットの多くは【攻撃速度:遅い(2.85s)】の分類に入ります。
よって回復の切れ目にスルトが死亡するリスクを大幅に軽減する、サイレンスの当該素質は相当に有用です。
実際に算出される数値以上に、本企画の核を荷うオペレーターと呼んで差し支えないでしょう。
素質効果を受けると、シャイニング通常DPSの場合、
235.4 ➡ 288.4
フィリオプシス

素質:スキルブースト
配置中、味方全員のSPの自動回復速度+0.3sp/秒(同種の効果は高いほうのみ適用)
スルト永続化にはもちろんスキル使用が必須となるため、SP回復量を底上げするフィリオプシスの存在はかなり重要です。
昇進2の状態で味方全員のSP満タンまでの所要時間が77%へ短縮されるため、かなり安定感を持ってスキルを撃てるようになるでしょう。
素質効果を受けると、サリアS2のDPSが、
91.9 ➡ 108.5
また範囲医療ということで基礎攻撃力が低く、前段では比較表に入れ込まなかったものの、S2エンケファリン中に限っては、レベル7でDPS205.2となります。
単体ではハイビスカス以下の威力ながらも、3名までを同時回復可能でこのDPSはかなり優秀です。

作戦中は遠距離攻撃で高台が傷付くことも、ギミックで継続ダメージを受けることもあります。

味方に回復を吸われてしまうと、私のラグナロク維持が困難になるからな。
つまり単体DPSが低くとも、1名以上は範囲医療が実質的に必須か。
まとめ:無限化に有用なオペレーターは
- サリア ➡ スキル1の高DPS、広範囲のスキル2でのサポート。
- ワルファリン ➡ スキル1の割合回復が強力。
- サイレンス ➡ ほぼ常用可能なドローンに加え、素質の攻速UPで全体DPS向上。
- 二アール ➡ 通常、スキルのいずれも腐らない素質+そこそこ優秀なスキル1。
- フィリオプシス ➡ 素質のスキルブーストでSP回転を強力サポート。
必ずしも全員が必須というわけでもないですが、これらのユニットを出撃させると大幅に永続化が楽になることは間違いナシ。
ここに+α、手持ちから追加の医療ユニットを選出することで、ほぼ無限ラグナロクは完成するでしょう。

さぁさぁ、当ロドスはこれより無限残業ブラック製薬会社に成り果てる!
仮眠にはイスを三脚、今ならオマケで毛布も付いてくるぞ!

レーヴァテイン!

アッツゥイ!!


コメント
今だとエイヤS1がいるからよりやりやすくなった印象